そういえば、以前にサンケイさんのコンテストの話を書いた事がありましたが、結局1次は通ったものの期限までにここから送れずに、辞退となり展示される事のなかった作品たち・・・
なんとなく行き場を失ってそのままになっていました。当事はちょっぴりむなしくて、部屋に飾る気にもならなかったのでアルバムに入れておいたのですが、ひさしぶりに昨日アルバムを開けました。
今となっては、期限に間に合うように一生懸命子供が寝た後作品に取り組んでいたあの日・・なんだか懐かしいなあ・・・と思います。
私にはやっぱり、なにか「期限日」のようなお尻をたたいてくれる(背中を押してくれる・・のほうがいいかしら?笑)ものが必要なのかもしれません。エンジンがかかるのに時間がかかるので・・・私。それに、はりあいがあって、楽しいですよね。
ところで、この作品はまだBASIC GREYがではじめたころ作ったものです。「かわいい」系のPAPERはたくさん持っていたのですが、作りたかったこの作品のイメージに合うものがなかなかなくって・・・そんなときBGがでてきて、これだあ~と思って買いました。かわいい~と言う感じではなく、そして渋すぎず。
あとで自分の作品を見ると「ここはもっとこうすればよかったなあ」とか「今だったらこうするなあ」とかいろいろ思うんですが、・・・・まあこれも思い出のひとつ。いっか、なんて。
これは、息子のために作ったもので、いつか息子がこの作品を理解してくれる日が来るのを楽しみにしています。
主人は、子供時代に自分のお父さんとの楽しかった思い出がないそうです。本当に小さいころは一緒になにかしたりしたそうですが、その後仕事やいろいろなことが起きて、お父さんは変わってしまったそうで・・・・寂しく悲しい少年時代を送ったようです。
主人は自分には「お父さん」と慕う人はいないと言います。きっと今となっては彼の父親が結局はかわいそうな人だったのだと思えるようになったのでしょうが。
そんな主人には「自分は絶対に良いお父さんになりたい!息子に尊敬されるような人になりたい!」という強い想いがあったようです。私はそんな彼を見ていると、きっと一番初めの子供は男の子だといつも思っていました。
妊娠したと分かった時に本当に嬉しそうだった主人は、性別判断できるようになった検診の日一緒についてきました。お医者さんが「BOY!」と言った時、ガッツポーズをしていた彼・・・・
私はちょっぴり女の子が欲しかったのですが、(へへ)それを見てよかった男の子で・・と思いました。きっとこの子は彼を助けてくれるようになるなって。
それ以来「息子命!」の主人。息子を笑わせるためならオムツを頭にかぶって変な踊りもするほどに崩れていった夫・・・(笑)。今は、息子も3歳半になり、パパとお話しするようになりました。息子はパパがいるからもっと楽しく過ごせる。そして主人も息子によってもっと頑張れる。
素晴らしい父親を持つ事は、人生で大きな宝であること・・・・息子がそのことに気がつくのはいつの日かしら?そんな想いを込めて作りました。